時恵３

帯の時間割とはどんな時間割ですか？

曜日を考慮に入れずに時間割（帯としてとらえています）を作成する方法です。
学校行事などで授業がぬけた場合，時間割をずらします。
授業が抜けると同じ曜時に実施する授業が変わりますが，クラスによる授業数の差は最小になります。

帯の時間割は別システムで実行します。
データは共通に使えますが，通常の時間割と帯の時間割で一部のデータや設定が無視されます。

＜通常の時間割とのちがい＞

一番の違いは曜日の概念がないことです。
したがって，先生や特別教室の都合に対応できません。
いいかえれば，非常勤講師がいる場合，帯の時間割の使用は非常に難しくなります。
同様に「校務の設定」も変更が必要です。
また，時間割が動くので，２週間に相当する長さの時間割を作成することも可能ですが，１週目と２週目（Ａ表，Ｂ表）の区別がありません。

＜時恵の「帯の時間割」の特徴＞

「時恵」の帯の時間割には次のような特徴があります。

1. 曜日・時限と通し番号の両方に対応しています。
   何曜日、何時限という指定を考慮する場合と、１週30時間等の駒通し番号（スライド番号）だけで考える場合があります。
   「帯の時間割」では、曜日・時限を考慮しながら駒通し番号だけの時間割にも対応しています。
2. スライドしない駒の固定が可能です。
   曜日・時限を指定し、スライドしない駒を設定することができます。
3. 同じ駒を６時間以上離すのが原則です。
   同じ駒を前後６時間以内に実施しないことを原則として作成しますが，５時間以内や４時間以内などに条件を緩めることもできます。
4. 連続授業を考慮しています。
   ２時間連続授業を考慮して，奇数駒通し番号から割り振ることを原則としていますが，偶数通し番号に割り振ることができるように設定することもできます。
5. 時間割をスライドできます。
   作成した時間割は登録しておけば、何回でもスライドさせて利用できます。スライドさせた時間割を登録するか否かは自由です。
   
6. 通し番号と曜日・時限の印刷ができます。
   出力帳票の先生とクラスの「全体時間割表」は駒通し番号で，クラス，先生，特別教室の「個別時間割表」では曜日・時限で印刷されます。